親知らず
親知らずとは
親知らずは、20歳前後で生えてくる大臼歯のことで、「第三大臼歯」や「智歯」とも呼ばれます。英語では大人になってから生えてくることから「wisdom tooth(知恵の歯)」とよびます。親知らずは最後に生えてくる歯のため、生えてくるスペースが無いことが多く、正しい位置や方向に生えない傾向があります。
親知らずによる影響
智歯周囲炎
智歯周囲炎は、うまく生えてこない親知らずの一部が口の中に出ていて、他の部分は歯肉で覆われているケース。このようなケースでは口の中の細菌が入り炎症が起きます。
隣の歯を押す
親知らずは斜めになっていたり、横向きになっていることも多い歯です。そのため、隣の歯を押してしまい、歯並びに影響が出てしまう場合があります。
隣の歯を突き破る
横向きに埋まっている親知らずが、隣の歯の歯根を圧迫して、隣の歯に激痛が起こることもあります。また、隣の歯を突き破ってしまうこともあります。
治療について
親知らずは必ず抜かなければいけないということではありません。親知らずの抜歯の難易度はお一人おひとり異なります。また、親知らずの周りには、神経や血管など重要な組織が存在するため、抜歯の影響で後遺症を起こさないためにも、経験豊富で顎顔面口腔領域の解剖に明るい歯科医師に相談するのがよいでしょう。
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